読書の途中経過

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アガサ・クリスティー オリエント急行殺人事件


これ以上は核心のネタバレになので、後は本を読んでください。

出来事

時間 出来事
2週間前 ラチェット、脅迫の手紙が届く。複数人で1文字ずつ書かれていた。
前々日 タウルス急行
デベナム、アーバスノット大佐で内緒話。関わるべきでなかった。→黙って。
前日 タウルス急行
デベナム、電車が遅れて焦る。どうしてもオリエント急行に乗らなくては。
トカトリアン・ホテル
ポワロ、ブックが、ラチェットを見て、紳士に見えるが実は凶悪と予想する。
1日目 昼食 オリエント急行
ラチェット、ポワロに護衛を頼むが断られる。
九時十五分前 ユーゴスラヴィアの首都ベルグラードに到着。九時十五分に出発予定。アーバスノット、マッキーンと会話。
十時半頃 マスターマン、フォスカレリ、車掌に別途に作ってもらい、寝る。
オルソン、ハッバードの部屋に行こうとするが間違ってラチェットの部屋に入る。
十一時五分前 オルソン、寝る。
列車、ヴィングコヴツィー駅に着く。
十一時 アンドレニイ伯爵夫妻、寝る。
2日目
十二時三十分 汽車は積雪にはまる。それ以降は誰も下車できない。
一時二十三分前 ポワロ、ラチェット部屋の方で悲鳴を聞いて起きる。車掌がラチェットに確認するが、何でもないという返事が返ってきた。
ラチェットの部屋で歩きまわる音が聞こえる。
ドラゴミロフ、小間使いを呼び出すようミシェルに依頼。
一時十五分
ミシェル、通路の端で通路に向かって座って同僚と話していた。
ポワロ、炭酸水を頼もうとするが、ハッバードが先に車掌を呼び出す。ハッバードの部屋に謎の男がいたらしい。
その後、一旦寝るが、物音で起きる。真っ赤な着物の女が歩いていた。
一時四十五分 ミシェル、マッキーンのベットを作る。アーバスノットが部屋にいた。
ミシェル、竜の模様の真赤な着物の女性を見かける。
十時十五分前 ポワロ、食堂車に移動。電車が止まっているため、みんな大騒ぎ。特にハッバード。逆にデベナムは落ち着いている。
(十一時頃)ラチェット、遺体で発見。死亡時刻は午前一時頃。十か所 or 十二か所 or 十五か所も刺されている。
マッキーンに話を聞く。ラチェットは脅迫状を受け取っていた。
ラチェットの遺体を調査。事件にデイジー・アームストロングが関係していることがわかる。
ミシェルから話を聞く。昨晩、竜の模様の真赤な着物を着た人がいた。
マッキーンから話を聞く。マッキーンも真赤な着物を着た人を目撃。
マスターマンから話を聞く。昨晩はイタリア人と一緒にいた。
ハッバードから話を聞く。昨晩、謎の男が部屋にいた。
オルソンから話を聞く。昨晩、誤ってラチェットの部屋のドアを開けた。その時は生きていた(目撃されたのはこれが最後)。
ドラゴミロフから話を聞く。アームストロング家と関係を持つ。「これは運命です」
アンドレニイ伯爵夫妻から話を聞く。何も見ず、何も聞かなかった。
アーバスノットから話を聞く。デベナムはpukka sahib(真の紳士、優秀な仲間)。
ハードマンから話を聞く。ラチェットから護衛を依頼されていた。
フォスカレリから話を聞く。
デベナムから話を聞く。デベナムも真赤な着物を着た人を目撃。
シュミットから話を聞く。昨晩は着物を来た人でなく謎の車掌を目撃。
ハッバードの洗面用具入れから血まみれの大きな短剣が発見される。
乗客の荷物調査
シュミットのバッグから車掌の制服が見付かる。
ポワロのバッグから竜の刺繍のついた薄地の赤い絹の着物が見付かる。

登場人物

人物 コメント
エルキュール・ポワロ ベルギー人、探偵
メアリー・デベナム嬢 イギリス人の家庭教師。
アーバスノット大佐 イギリス人。
パイプを吸う。
ラチェット アメリカの老人。紳士に見えるが実は凶悪?
遺体で発見。
刺し傷は12。1or2はかすり傷、3つは致命傷。殺害後、時間がたってからの刺し傷あり。殺害前、麻酔剤を飲んでいた。
本名はカセティ。アメリカの事件の犯人。
マッキーン ラチェットの秘書。好感のもてる青年。
1年くらい前にラチェットに誘われ秘書になる。アメリカ人。ラチェットが外国語を話せないため旅の案内役のような感じ。
ドラゴミロフ公爵夫人 ロシア亡命貴族。醜い顔だが人格者。
シュミットとは十五年の付き合い。アームストロング婦人の名付け親。その母の女優リンダ・アーデンと仲良し。
ヒルドガード・シュミット ドラゴミロフ公爵夫人の小間使い。ハンカチに反応。ドイツ人。
ハッバード夫人 中年のアメリカ人。おしゃべり。
ピエール・ミシェル 車掌。
鉄道会社に十五年以上勤務。フランス人。頭は悪いが正直。
マスターマン ラチェット氏の従僕。
グレタ・オルソン スウェーデン婦人。羊のような蠅一匹殺せない人。
アンドレニイ伯爵夫妻 ハンガリーの外交官夫妻。
ハードマン アメリカ人、タイプライターのリボンのセールスマンではなく私立探偵。派手な服装の大柄。ラチェットより護衛の依頼を受ける。
アントニオ・フォスカレリ 帰化米国人。陽やけし、浅黒い顔の、典型的なイタリア人。
ブック 国際寝台車会社の重役。
コンスタンチン博士 ギリシア人、医師。
A・M・ハリス イギリス人。電車に乗る予定だったが、来ない。

登場人物(アームストロング幼児誘拐事件)

人物 コメント
デイジー・アームストロング 誘拐され殺害される。アームストロング大佐の娘。
アームストロング大佐 ヴィクトリア十字勲章所有者の英国人(半分アメリカ人)。
アームストロング大佐の母 ニューヨーク・ウォール街の百万長者W・K・ヴァン・デル・ハルトの娘。
アームストロング大佐の妻 当時最も有名なアメリカの悲劇女優リンダ・アーデンの娘。事件後、流産し、自身も亡くなる。
子守り女 フランス人かスイス人。潔白にもかかわらず、警察に疑われ自殺。
カセティ 犯人。捕まるが裏取引により釈放。

証拠品

証拠品 コメント
ハンカチーフ たいへん優雅な、小さい白麻のハンカチーフ。Hという頭文字が刺繍してある。
燃えカス 幼いデイジー・アームストロングを忘――と書かれていた。
パイプ掃除器 ラチェットは吸わないため犯人のもの?
金時計 ラチェットの胸ポケットから出てきた。針は一時十五分を指していた。
ボタン 車掌の制服のボタン。ハッバードの部屋に落ちていた。


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