TEDのメモ 2018年10月

TEDのホームページに2018年10月に公開された講演のメモです。

英語の勉強も兼ねていて、誤ったことを書いてしまうかもしれません。
気になるところがあったら原文の方を見て下さい。
講演者
Finn Lützow-Holm Myrstad
講演者について
概要
  • Caylaというおもちゃを紹介する。
  • Caylaは世界中で年間おもちゃに選ばれた。これはインターネットに接続し友達のように子供の質問に答える。
  • しかしセキュリティに問題があり、盗聴できてしまうため、色んな国で禁止になり、ドイツではスパイミュージアムに置かれることになった。
  • まだ購入できる国もある。
  • 次に世界で一番有名なデートアプリを紹介する。
  • 私は携帯に何十ものアプリを入れている。
  • 使用許諾書をちゃんと読みますか?
  • 同僚と使用許諾書を全部読んだところ900ページにもなり、31時間49分11秒も掛かった。
  • ただ読むだけで大変なのに、さらに内容を理解することができますか?
  • 今度は世界で一番有名なデートアプリを紹介する。
  • このアプリでは、Facebookの中の写真などを読み込まれ、永遠に権利を持つなど、ひどい条件になっていた。
  • 私達はこれらに対し声を上げていかなければならない。
講演者
Graham Allison
講演者について
概要
  • 中国は、ありえない程の速度で成長している。1978年は1日2ドル未満で生活している人が90%だったが、2018年には1%未満になっている。
  • 昔、トゥキディデスという世界で初めて歴史書を書いた人がいた。
  • トゥキディデスの罠という言葉があり、元から力を持つ国と力を付けてきた国は衝突するというもの。
  • イギリスである橋を改装するのに2年の予定が5年掛かって、予算は3倍掛かった。中国で同じような橋は43時間で出来てしまった。
  • 習近平は6年前に最高指導者になったが、彼も目標は中国を再び偉大にすること。
  • 2025年までに10の最新テクノロジーの支配的立場になり、2035年までに技術の開発リーダーになり、2049年の建国100週年までに全てにおいてNo.1になる計画で動いている。
  • 今まではアメリカの一強だった。
  • トゥキディデスの罠に陥らないようにできるか?
  • この2年くらいで、中国、アメリカ、韓国、日本のリーダーと話してきたが、みんな問題を認識しているが、解決方法は誰も持っていない。
  • 第二次大戦後、私達は想像力を駆使して、新たな世界秩序を作ってきた。
  • これをもう一度やる必要がある。
  • 歴史に学ばないものは同じこと繰り返す。
講演者
Fadi Chehadé and Bryn Freedman
講演者について
概要
  • 20世紀は政府が力を持ち、これからは個人が力を持つ。それは企業が個人に向けサービスを始めるから。
  • インターネットは国家を超える。
  • 2週間前にUberやLyftより先にSkipと呼ばれる小さな企業がカリフォルニア州のスクーターのライセンスを勝ち取った。
  • これはSkipが人々はの声を聞いてそれを元に活動したから。
  • インターネットのルール決を行ってきた。プライバシーやセキュリティなどまだ問題がある。
  • マイクロソフトのプレジデント、ブラッド スミスは数ヶ月前にセキュリティのためのジュネーブ条約が必要と語ったが、シリコンバレーの人たちは反対した。
  • 今は状況が変わって、みんなこの問題に頭を痛めている。
講演者
Rachel Wurzman
講演者について
概要
  • 普通とはなんですか?病気とはなんですか?7歳のときから考えている。
  • 7歳のときにトゥレット障害と診断された。トゥレット障害は神経の混乱の病気で意思とは関係なく体が動く。
  • オピオイド問題は制御できない状態になっている。91人が毎日、過剰摂取で亡くなっている。
  • 孤独は危険。
  • 神経伝達システムは社会とのつながりで活発化する。
  • ソーシャルメディアは十分でない。
  • 誰かとちょっとした話したりアイコンタクトした方が良い。
  • 悪口とは距離を置く。それは病気になる。
講演者
Charles C. Mann
講演者について
概要
  • 生物学者は人工が増えすぎて、リソース不足などで人工増加が抑制されることをアウトブレイクと呼んでいる。
  • しかし現在では、それを避けていて人工が増え続けている。
  • アウトブレイクは良い終わり方をしない。
  • 原生生物を栄養たっぷりのシャーレに置くと、外敵がいないので、栄養が無くなるまで、食事と繁殖を繰り返し、栄養不足で餓死する。
  • 生物学から見ると、人間も同じ状況にある。
  • どのような対応をするか。2050年には人工が約100億人になる。
  • 全員で良い車、服、家を求めたらどうなるか、最悪の気候変動を避け、全員の食事、水、エネルギーをどのように確保するか。
  • 私は科学記者でこの問題を何年も調べてきた。解決には、魔法使いと預言者の2つのタイプに分けられる。
  • 魔法使いは科学や技術で対応できると考え、預言者は倹約することで対応できると考えている。
  • 両者とも技術をキーとしているが、それぞれの技術が異なり、未来も異なる。
  • 私達は原生生物と異なる?特別な存在?それよりひどい。
  • 原子力は安全で二酸化炭素を出さないが、ウラン発掘は汚く、有害分質を載せた電車を走らせる必要がある。
  • 小さな規模で導入し、再生可能エネルギーまでの橋渡しとすべき。
  • これらの考えは1人のジャーナリストがランダムに考えたことだが、この部屋にいる100人もの人がより良い考えがあると確信している。
  • 魔法使いと預言者が協力すればより良い道がみえる。
  • 気候変動を避け、生活に必要なものが確保でき、生活環境を守ることができれば、私は特別と言える。
講演者
Elizabeth Streb
講演者について
概要
  • 私は人生を飛ぶことにかけてきた。
  • 子供のころレンガ職人/漁師の父に育てられ、動くものに魅了され、小さな動物を捕まえ、動作を楽しんだ。
  • 火でも遊び、スリルと恐怖を味わったが、1回だけ父の納屋を燃やしてしまった。
  • それは最初に経験した本物の危険だった。
  • 8~9歳で虫の動きから飛ぶことを学習し、自分にも出来ないか考えた。
  • 次の10年で1人で経験した。ホンダ350でアメリカを横断した。
  • 27歳でハシゴに高く登って落ちてみた。痛かった。
  • そこから人々は痛いことは楽しくないことを学んだ。
  • "痛み"は"何か別の面白いもの。別の感覚"と再定義した。
  • 飛ぶことを学ぶとき、着地することを学ばされる。
  • 私のヒーローの Evel Knievel も言っている。「誰でもバイクから飛ぶことができる。問題が起こるのは着地するときだ」
  • 着地のテクニックを考えていたときに思いついた。後ろに倒れれば良い。
  • 1985年に世界中をツアーし、 STREB EXTREME ACTIONと呼ばれる会社を立ち上げた。
  • 2003年にライト兄弟の100週年のイベントに招待された。そこでうまい着地を披露した。
  • 2012年にロンドン・アイでイベントを行い、ロンドン シティ ホールでもイベントを行った・
  • 飛ぶことは笑顔の元になる。もう少し勇気を持ってとぶことを学べば飛べる。
講演者
Darieth Chisolm
講演者について
概要
  • 私は、元恋人にプライベートの写真をネットにアップされた。そして脅された。
  • すごく屈辱で恥ずかしくて世界が終わったと感じた。
  • メディアはリベンジポルノを呼んでいるが、私はデジタルドメスティックバイオレンスと呼ぶ。
  • 25人に1人がリベンジポルノに影響を受けている。30歳以下では10人に1人くらい。
  • 現在、40の州がリベンジポルノの罰則を設けている。内容はそれぞれ異なる。
  • 私が聞いたのは500ドル。1人の女性の人生を狂わすのに全く足りない。裁判も長い期間がかかる。
  • PFAで知られる第三者機関にWEBから削除を依頼できるが、これも時間がかかる。
  • 私はWEBサイトを止めるためのDMCA通知を発行できた。DMCAとはデジタルミレニアム著作権法のことで著作者と消費者を守る。ヌード写真を撮られネットに上げられたらDMCAを発行すると削除できる。
  • これも時間がかかる。
  • 私のケースでは、相手は別の国からストーキングとハラスメントをしてきたので複雑な状況に陥った。
  • しかし、何かが起きて、ジャマイカ当局は彼を逮捕した。彼は、悪意のあるコミュニケーション疑惑で捕まり何千ドルの罰金と10年の刑期が課せられている。
  • 私のケースが歴史を作った。最初の国際的なこの手の犯罪だった。
  • もしあなたやあなたの知り合いが被害にあったら、力を持つために、あなた自身を思いやり、あなた自身を愛さないといけない。
  • 怒りを行動に、痛みを力に、あなたの次の人生の準備をすべき。それは自己発見の旅であり、もしかしたら許しも含まれるかもしれない。
  • それには勇気と信頼と信念が必要とされる。私はそれを毎日の勇気を見つけること呼んでいる。
講演者
Henrietta Fore
講演者について
概要
  • 10歳から24歳の若者は18億人いる。彼らは大きなチャレンジをする必要があり、大きな可能性がある。
  • 未来は彼らの手にあり、社会、政治、コミュニティなどの変化と戦う情熱を持っていて、新しい解決策を作るだろう。
  • しかし機会は与えられない。
  • 若者のほとんどは大人になる準備ができていない。
  • 私の職場のUNICEFでは、全世界の若者と話す機会があり、彼らの夢や希望を聞くことができるところを気に入っているが、彼らは恐怖も語る。
  • 恐怖は、人口統計、教育、雇用、暴力、女の子など。
  • 10人中6人が読み書きを教わる機会がない。運良く中学まで行けても、親が賃金を払えないこともある。悲劇だ。
  • 毎月1000万人が働く年齢になるが、受け皿がない。仕事が必要で生活を求め、未来を構築する準備ができているが、機会を見つけるのが難しい。
  • ユニセフと仲間たちでGen-Uという構想を立ち上げた。
  • 2030年までに、すべての若者が学校に通え、学べ、トレーニングでき、適した職業につけることが目標。
  • 各国で成果を上げている。
  • 若者は職業教育、学びながら働ける場所を求めている。また他の若者の助けたがっている。
  • 私達はアイデアが必要。大きくても小さくても。グローバルでもローカルでも。これは私達の責任。
  • 若者は全人口の25%だが、私達の未来の100%。
  • 彼らは世界を良くするチャンスを求めている。
講演者
Wanis Kabbaj
講演者について
概要
  • 私は2週間、「ナショナリスト」をツイッターで検索した。結果はカラフルだった。悪口だった。
  • 私は「グローバリスト」も検索した。悪口だった。
  • ナショナリストは、現在の社会、国土、歴史、文化はナショナリストによって作られたと主張。
  • 大きく混乱した世界でナショナリズムによって何百万人が死んで、大規模な破壊があった。
  • グローバリストにとって、ナショナリズムは古く消える運命にみえるかもしれない。
  • しかし60カ国の8万9千人にアンケートを取ったところ、88.5%が自国を誇りに思っている。
  • グローバリゼーションにも暗い面があり、数百万人が20年以上、貧困に苦しんでいる。
  • さっきのアンケートでグローバリズムについて聞いたところ、71%が世界の一員と思っていると回答した。
  • ナショナリストについて考えたときに何が私達を分けるのか、言語や建築、スポーツ、文化など異なる国同士で引き継がれている。
  • 私達のほとんどすべてがナショナリストでありグローバリストでもある。
  • ナショナリストかグローバリストかを選ぶのではなく、この2つをどのように良い方向に使うか、複雑な問題、複雑な世界、創造性が求められる。
講演者
Vinay Shandal
講演者について
概要
  • 私達は問題を解決するのが好きだが、銃犯罪、ブラック企業、災害、飢饉、干ばつなど巨大な問題は誰が解決するのだろうか?
  • それは投資家である。
  • 投資家はお金が好き。金塊も好きだがお金が好き。お金を作る方法は新しい価値を作る方法で、企業に違いが出せるように操る。
  • 投資家はお金を作るだけでなく環境や社会を向上させる。それはESG(環境、社会、統治問題)は企業にとって良い活動のため。
  • 環境や社会にとって良い活動をした企業は、財政も良い。
  • アディダスは海のプラスチックのゴミを原料に靴を開発した。
  • 投資家に問題を気付かせ、彼らが問題を解決するのを見ることができる。
講演者
Daniel Kraft
講演者について
概要
  • アメリカだけで年に4.5億もの処方箋が出される。
  • 処方される薬のトップ10のうち、23人に1人が、4分の1だけ効果があるだけで、さらに効果はなくても副作用だけあることもある。
  • 4人に1人が心血管疾患のリスクを減らすためアスピリンを服用するが、アスピリンの耐性は知られていない。胃腸出血するリスクがあり、毎年、何千もの人が亡くなっている。
  • 薬の副作用による死は、アメリカの死因の4番目になっている。
  • IOT、遺伝子治療、AIなどの時代になので、薬も正確になる時代になった。
  • 現在は、テクノロジーが進歩していて、スマートウォッチで心電図がとれ、AIに読み込ませることができる。また小型な機器をバンドエイドで貼り付けて、バイタルサイン(生存徴候)もリアルタイムで監視できる。
  • ポリピル(polypill)のより良い使い方がある。ポリピルとは複数の薬を一つのカプセルに統合することである。
  • ポリピルは個人別に最適されていない。これがあなたに最適なものを毎日用意できたらすごい。これを3Dプリントの時代に適したものを提供しようとしている。
  • 6つの薬を混合して一つにまとめて接収しやすくし、またビタミンなどサプリメントも混ぜられる。
  • これをIntelliMedsと呼んでいる。私のチームと協力して、このシステムのプロトタイプを作った。
  • スマートウォッチで血圧を測り、血圧に適した薬を配合してくれる。
  • このシステムで大きく速度の速いものは病院におき、小さくしたものは各自の家に置くことができ、薬の補充はドローンで行える。
  • 私は薬の未来を創造しなおすことができる。個人に最適化され正確な薬の適用ができる時代になる。
講演者
Johan Rockström
講演者について
概要
  • 2015年に2つの素晴らしいことがあった。「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)とパリ協定。
  • 未来のために以下を考える必要がある。
  • ①パリ協定に沿って、10年毎に廃棄を50%減らす。再生可能エネルギーに2倍投資し、SDGを守る。
  • ②継続的な食料システムへの移行を急ぐ。年に1%の投資し継続を強化する。
  • ③発展途上国から発展する方法を学ぶ。中国のような経済成長ができたらどうだろう?
  • ④財産の再分配。10%の金持ちが40%以上収入を減らしたら、大規模な財産の再分配が起こせる。
  • ⑤世界中の女性教育、医療、仕事などの環境を向上させる。
講演者
Faith Osier
講演者について
概要
  • アフリカでは、毎年、2億人のマラリアと診断され、50万人が亡くなっている。現状のマラリアのワクチンは十分でない。
  • 100年以上、ワクチンを開発してきたが、技術に限界があった。
  • 30年から少人数を対象に調査を行ってきたが、結果ははっきりしなかった。30年調査したものが3ヶ月で崩壊した。
  • 1万ものサンプルをアフリカの7つの国の15の場所で採取し、研究所で合成し、1枚のガラスチップに埋め込むことができた。
  • これは画期的で、100の抗体を同時に採取でき、マラリアワクチンの作成に役立つと予想される。
  • これがマラリアの歴史の転換点となると信じている。
  • この研究は始まったばかり。これでマラリアを必ず止められる確信はないが、止められると信じている。
  • アメリカ、ヨーロッパと協力してマラリアのワクチンを向上させ、アフリカの科学者の能力を高めたい。
  • 毎年、アフリカではマラリアでたくさんの人が亡くなる。これを防ぐことはアフリカの経済の繁栄にもつながる。
講演者
Kate Darling
講演者について
概要
  • 私はロボットが好き。Pleoというおもちゃのロボットは赤ちゃんみたいな反応をした。
  • 2007年にワシントンポストが伝えたところによると、アメリカ軍で地雷除去にロボットを使用しようとしたが、地雷により足が飛ばされ、もう片方の足で動く姿を見て、非人道的だとして、ロボットの使用を止めてしまった。
  • 人々はロボットを生きているかのように扱う。
  • ロボットがリアルでなくても同様。
  • ロボットと感情を通じることを利用して、自閉症の子供や先生のフォロー、医者や患者に向けたものまである。
  • ロボットのそのような利用を気味悪がる人もいるが、アニマルセラピーの代わりになり、動物以上に動物のように扱われる。
  • しかし、ロボットとの会話を記録されたり、それを利用して商品の購入を進められたらどう思うか?
  • ロボット+資本主義=プライバシーの保護問題
  • 実験で赤ちゃん恐竜ロボットと触れ合わせたあとにそのロボットを壊すように指示したけど、壊せなかった。自分が触れ合ったロボットだけでなく、別グループのロボットでも。別の実験で虫に見立てたロボットを壊す指示では、共感力の強い人ほどロボットを壊せなかった。
  • この10年間、ロボットに関わって学んだことは、人間の他社に対する思いやりだった。
  • 子供が掃除ロボットを可愛がったり、軍人が地雷除去ロボットに同情したり、実験に使ったロボットを壊せなかったりするのは、ロボットがただのモーターやギアではなく、私達の人間性を反映したものだった。
講演者
David Lang
講演者について
概要
  • 最初の国立公園は1872年にできたイエローストーン国立公園。詩人でナチュラリストのジョン・ミューアが良い場所は守るべきという考えを出した。
  • ジョン・ミューアとセオドア・ルーズベルト大統領が4日間、ヨセミテ国立公園にハイキングに行った。
  • ルーズベルト大統領は強い衝撃を受け、多くの国立公園を作り、何百、何千もの野生動物が生息できる場所を作った。
  • シカゴのビジネスマン、ステファン・マーサが国立公園の保全が足りないと訴えたところ、ワシントンに来てそこ活動をしないか、という返事が返ってきた。
  • ワシントンで移ってから公園の管理者などを集め、計画を練って、公園を守っていくプランを作り上げた。
  • 海洋公園は陸上の公園より100年の遅れがある。
  • 最初の保全区域は1972年にサンタバーバラでのオイル流出の後だった。。
  • 海の環境は、シルビア アールが保全について訴えている。
  • ジョージ・W・ブッシュ、オバマの両元大統領がすべての国の海を守る活動をした。
  • 友達のエリックと私で水中を泳ぎ、カメラで撮影するロボットを5年前に作った。
  • それから世界中の人達が成長させてきた。
  • 政府の行動を待たず、私達で海洋環境を保全していこう。
講演者
Kelly Richmond Pope
講演者について
概要
  • 不正を発見したときに告発するのは気が進まない人が多いだろう。ある調査で46%が見ないふりをするという結果だった。
  • 私はプロの会計士。不正の調査を行っている。私の生徒には不正を見たら、情報を出すように伝えている。
  • しかしこれが正しいとは言いにくい。告発することで嫌がらせをうけたり、クビになったりするから。
  • ある日、告発の授業をするときに参考としてForbes紙のウェルズ・ファーゴ社の記事を読んだが、怒りを感じた。
  • 告発した従業員が解雇されていたからだ。従業員には不正を見つけたときは告発する義務があった。
  • 告発は価値のある貢献、実際に不正の42%が告発により発見されている。ウォーターゲート、エンロン、バーナード・マドフなど。
  • 告発により歴史が形付けられ、あなたを形付けることができる。
講演者
Chip Conley
講演者について
概要
  • 私は長い間、オシャレなホテルを経営していたが、Airbnbに転職した。そこは若者だらけだった。
  • 私は、最近の共有経済に疎く、UberやLyftも使っていなかった。それらは私の習慣にないものだった。
  • アメリカの社長の40%は我々より若い世代で、その率は急速に増えている。それはDQ(デジタルインテリジェンス)のためで20代が30歳までに世界的企業にさせていくのを見ている。
  • 多様性のある会社はより効果的だが、年齢の多様性はどうか?私達は5世代が同じ時間に同じ職場にいる。
  • ヨーロッパの調査によると年齢の多様性もより効果的で成功しやすい。
  • 力の中心が10年若返り、私達が10年、長く働くと、20年のギャップが生じる。中年は45~65歳だったが、35~75歳になる。
  • 肉体のピークが20代、お金のピークが50代、エモーショナルのピークは中年やそれ以降。
  • Airbnbで多くの時間を過ごすうちに、古い経験も役に立たないのではなく、現在の問題にも適用できると考えるようになった。
  • CEOのブライアン・チェスキーは私の業界知識を買って雇ったかもしれないが、私は経験による知識が本当は必要とされている。
  • 単なる知識でなく、実際に経験して培った知識が重要。
  • 5世代が一緒に働くような職場ではお互いの協力を模索し、お互いに高め合う。
講演者
Rebecca Onie
講演者について
概要
  • 私達の国は移民、教育、銃、健康問題において分断されている。
  • 20年前、健康でいるには何が重要か?という質問を何ヶ月もかけて医者に聞いた。
  • 彼らは、毎日、患者を診察して薬を処方しているが、患者達が家で食事がなかったりすることを知っている、と答えた。
  • それで私はHealth Leadsを設立した。ここでは患者に、健康でいるために何が必要か?を聞くようにし、果物や野菜、暖房、薬を冷やすための電気などが手に入るようにした。
  • 20年が経って、20%の人が健康には医療と考えるのにたいし、70%の人が生活態度によると考えるようになった。
  • 正しい言葉で質問すれば、答えは一つ。この国の医療政策は先のことを考えていないが、政治家よりも私達自信が共通意識を持っている。
講演者
Ashwini Anburajan
講演者について
概要
  • ベンチャーキャピタルは20、30年前から進歩していない。ベンチャーキャピタルは収入が多い会社には適しているが、少ない会社に適していない。
  • 起業の目的をお金を稼ぐことにするのであればベンチャーキャピタルは最適だが、技術革新や人々を力づけるのであれば、新しい基金が必要。
  • 2017年の夏にサンフランシスコにいき、30社からなる企業団体に参加した。そこではICO(イニシャル・コイン・オファリング)が若いスタートアップにとってお金が入ると話題になっていた。
  • ICOはデジタル通貨を発行することで若い会社にお金を集めるもの。
  • 2018年の1月に30社近くと一緒に最初のICOを立ち上げた。
  • 私達のファンドは多様性があり、20%は女性で50%は国際的な会社。投資者はベンチャーキャピタルの中間手数料がないのでより利益を得られる。
  • 他の会社もベンチャーキャピタルからICOに変えることにより長いスパンで経済に影響がある。
  • 次世代の会社がより活性化されると信じている。
講演者
Michel Dugon
講演者について
概要
  • たくさんの生き物が生き残るために毒を持っている。
  • 毒は色々な作用がある。激しい痛み、数分以内に心臓を止める、血液をゼリー状にする、麻痺させるなど。
  • 毒は様々な医療に活用されている。
  • 蜘蛛だけでも1000万もの物質があり、人間が活用できるのは0.01%だけで、残りの99.9%はまだ未知である。
  • 蜘蛛から毒を取るには、学生たちと数時間探すだけで200~300の蜘蛛を捕まえられる。これを各自の家で少量の食事を与える。
  • これらの蜘蛛に麻酔をかけ、眠っている間に少しの電気を使用し、少量の毒液を取れる。
  • その後、蜘蛛を逃し、蜘蛛はまた毒を蓄えることができる。
講演者
Magatte Wade
講演者について
概要
  • ヨーロッパに移住するときにリビアを通る。私達は奴隷として300~500ドルで売られる。
  • 移動中も飛行機から落とされたり、荷物置き場に居させられたり、凍え死ぬこともある。
  • 人々が亡くなり文化も亡くなる。
  • このような生活をなんとかしようと思い、ビジネスを開始した。
  • 人々が離れるのは仕事がないから。貧乏なのでは、お金がないからで、お金がないのは収入がないからで、収入がないのは仕事がないからで、仕事がないのはビジネスがないから。
  • 世界の起業しやすさランキングでアフリカは下位の方。
  • 例えば製品をアメリカに出荷するときに税金が高く、梱包のダンボールが身近にない上、高額で用意するのも時間が掛かる。
  • ビジネス環境をシンプルにする必要がある。
  • 何億人もの若者が生活に見通しがない。彼らは革命や暴力の道に行くかもしれない。私達は誰もそれを望んでいない。
  • 幸せで平和で生産的にありたい。そのための私達の仕事をしていく。
講演者
Melinda Epler
講演者について
概要
  • 2013年に私の夢だった国際エンジニアリング会社の幹部になれた。世界を変えるほどの功績を残せたが最悪な体験もした。
  • 例えば、社内プレゼンをしたときに、誰も聞かず、みんな別の作業を始めた。その会議室では女性は私一人だった。
  • ある記事を読んだときにこれは劣悪な環境で自覚なき差別があると気づいた。
  • 毎日の振る舞いや習慣は少数派の人たちに対し影響を与える。直ちに改善する必要があるが、難しい。
  • そこでアライシップが出てくる。アライシップは機会の不均衡を理解し正すこと。
  • みんなで多様性を理解し、受け入れることで世界をより良くする。
  • アライシップを行うには
  • ①邪魔しないこと。少数派の人たちは邪魔されることが多い。邪魔せず一歩下がって聞いて下さい。聞いて学ぶ。
  • ②少数派の人たちを支持して下さい。
  • ③少数派の人たちの生活を大幅に変えてください。成長する機会を与えて下さい。
  • これらをすることで、お互い繁栄し、より良いチームになり、より良い物が作れ、より良い会社になります。
講演者
Christine Porath
講演者について
概要
  • 私は失礼な人を研究している。
  • 22年前、父親が仕事のストレスで入院した。その10年後、今度は私が大学卒業後の最初の会社で嫌な上司にあたり、会社を辞めた。
  • 私は学校に戻り、このことについて研究した。
  • クリスティーン・ピアソンと会った。彼女は小さな無礼は大きな問題を引き起こすと言っていた。
  • 私達は同僚の協力を得て、色んな組織を調査した。その結果、無礼な言動により、66%がやる気をなくし、80%が時間を無駄にし、12%が仕事を辞めていた。
  • 無礼な言動は、それを受けている人でなく、その周りの人にも悪い影響を及ぼしていることがわかった。
  • 無礼な言葉は、それを受けた人のミスを誘発する。
  • 無礼な人にならないためには、いつでも敬意を持って人に接する。
  • 大きな変換は必要はなく、小さな行いが大きな違いを生む。
  • 敬意は組織のパフォーマンスを上げ、人はより創造的でやさしく、幸せで健康的になれる。
講演者
DeAndrea Salvador
講演者について
概要
  • 子供のころ、近所の人がエネルギーを盗むことは仕方ないと思っていた。部屋を暖めるため他に方法がなかった。
  • アメリカでは、平均で収入の3%をエネルギーに使う。収入が低い人は20または30%使う。
  • 2015年には2500万人以上の人が食事よりエネルギーを優先する。エネルギーは負担となっている。
  • 医療と食事と暖かい状態では、700万人の人が食事と暖かい状態を選ぶ。
  • 色々なテクノロジーが出てきたが、太陽光発電を備えているのは収入の高い人達。
  • だから22歳のときにRETIという非営利団体を作った。
  • コミュニティや行政と協力し、クリーンエネルギー、効率の良いエネルギー、エネルギー技術を誰にでも提供することを目標とした。
  • アメリカ政府は年間30億ドルをエネルギーの補助に使い、何百万の人を助けているが、まだ足りない。
  • 実際に必要な額とは470億ドルのギャップがある。
  • 補助だけでは継続的ではないので、コミュニティにきれいで信頼性がある手頃価格のエネルギーにアクセスできるものを作る。
  • マイクログリッドテクノロジー、クリーンテクノロジー、効率的エネルギーは公共の健康を大幅に向上させる。
  • これらにより20%の収入の返還が見込まれ、生活が変わる。
講演者
Kristie Overstreet
講演者について
概要
  • 私はセラピスト。トランスジェンダーの患者のひどい扱いを聞いた。
  • セラピストになったときは、トランスジェンダーの人に対し、どのように接してよいかわからなかったが、次第にわかるようになった。
  • 2015年の調査では、72%の医療機関がLGBTコミュニティのニーズを知らないという結果がでた。教育とトレーニングに大きなギャップがある。
  • たくさんのアイデンティティがあることを知ることが重要。
  • 医学生のは平均で5時間、LGBTについて学ぶ。
  • アメリカには1000万人のLGBTの大人がいると推定される。医者は患者からLGBTの人との接し方を学ぶことになる。
  • 私のお気に入りの先生がヘラクレイトスの言葉を教えてくれた。「ただ一つの不変のことは、物事は変わるということ」。
  • 変化の場面に直面したときに難しい選択を迫られるかもしれない。恐れて成長しないか、勇敢に立ち向かい成長するか。
  • トランスジェンダーのコミュニティと私達は、一緒に恐れと向き合っている。新しい世界に向けて歩き出そう。
講演者
Liv Boeree
講演者について
概要
  • 私はプロのポーカープレイヤー。今日はポーカーから学んだ生活の意思決定に役立つことを話したい。
  • 最初に話すことは運について。実力とは関係なく運で決まることがよくある。
  • 重要なのは運で勝ったときに自分の実力を過信しないこと。うなくいったときに本当に自分の実力なのかを確認すべき。
  • 2番目は数字で考えること。「たぶん」、「おそらく」のような曖昧さをなくす。
  • 3番目は直感について。直感は無視すべきではないが、頼り切るもの良くない。