TEDのホームページに2018年11月に公開された講演のメモです。
英語の勉強も兼ねていて、誤ったことを書いてしまうかもしれません。
気になるところがあったら原文の方を見て下さい。
概要
- 3年前にインターネットの未来を心配して、インターネットを分散する活動を始めた。
- 検閲や監視は簡単でさらに悪いことに大きな会社が運用するクラウドへの移行が始まっている。サーバの管理がいらなくなり、安く簡単になるため。
- これは大きな会社がさらにコントロールできるようになるため問題だ。
- もう一つの問題は過剰な規制化。
- 3年前からネットーワークを構築しているが、これは私がこの世界に存在する意味を証明するため。
- またインターネットが制御不能になることを心配するため。
概要
- 2015年に世界のリーダー達は大きな約束をした。その約束は次の15年の間にすべての人が良い暮らしをするという持続可能な開発目標(SDGs)。
- 開発目標は貧困から漁師の継続的な環境の維持など様々なジャンルがあり、全部で17個ある。
- 進捗を測る方法はないが、今は社会進歩指標(Social Progress Index)で確認している。
- 社会進歩指標はSDGsとは異なるが根本は同じ。
- SDGsの進捗を0~100とし、2030年まで100を目指す。現時点では69.1。
- マイノリティや男女同権やLGBTへの侵害については後退している。
- 誰も飢餓やマラリアや下痢のために死なない世界にすることができる。
概要
- 土地の使い方は大人が大人が決めている。子供が決めたらどうなるか?
- Growing Up Boulderと呼ばれるプロジェクトを立ち上げ、0~18歳の子たちと都市デザインを考えた。
- 2012~2014年にコロラド州のボルダーで再開発があり、市民エリアのデザインを200人の若者と考えた。
- 彼らのデザインは面白いものだったが、アーキテクトが考えたものとそんなに変わらなかった。
- 再開発が終わり、子どもたちのアイデアはたくさん採用されていた。
- 子供は楽しさ、遊び、動きのあるデザインを求めるは大人は健康的なものを求める。
- 子どもたちが考える都市計画は車椅子の祖母から公園で暮らすホームレスの女性など全世代を考慮にいれる。
- 車や企業のエゴを含めず、生物の暮らしを重視する。子どもたちに適している場所は全世代に適している場所。
概要
- 嫌がらせメールをたくさん受け取るが、2010年からその相手と会うようにした。数百もの人に会った。
- トルコで生まれてデンマークに引っ越してきた。マイノリティを背景にした最初の女性議員になった。
- 不満のある人から嫌がらせメールが来るようになったが、すべて削除していた。理解し合えないと思っていた。
- 友人からなにかあったときに嫌がらせメールは取っておいたほうがいいというアドバイスを受けた。
- 数週間後、友人の家で「もし嫌がらせメールを出している人に殺されても殉教者になれるからWin-Winじゃない?」と言われた。
- 嫌がらせメールの中から1人を選んで返信してみたら、電話が来た。
- 実際に会ってみたところ予想に反してまともな人だった。
- 自分と似ているところや共通するところもあった。
- これをきっかけに#dialoguecoffeeと呼んでいるものを始めた。
- いっしょにコーヒーを飲みながら話し合うというもの。
- 色んな人がいた。勉強になった。
- 私には影響力がない、力がないという人がいるが、私達は誰しもが影響力があり、力もある。自分を過小評価すべきでない。
- #dialoguecoffeeを始めるときはこれを覚えておいてください。
- 最初に拒絶する人と会うときに諦めないでください。私も1年間は工夫してきた。
- 他人の勇気を認めてください。家に招くのも勇気がいること。
- 会話の間は審判をしないで下さい。共通することを探して下さい。
- 会話の最後はポジティブな状態になるようにして下さい。1回の会話では信頼関係は築けません。
- テロで子供を亡くした友人の言葉を最後に引用したい。「悪意は親切さにのみ敗れる。親切さは勇気を必要とする」。勇気を持ちましょう。
概要
- 19世紀のイギリスでJJトムソンが磁石と電気を使った実験を行った。水素よりも2000倍軽い粒子を見つけた。これは電子と呼ばれた。
- トムソンはこれは使いみちがないと考えていた。
- 彼は好奇心から研究を始めることを強く勧めいている。
- 彼の発見は科学において革命を引き起こしたが、技術においても予期しない革命だった。
- 私は好奇心からの研究をしたい。
- 電子は鉄とぶつかると再び高いエネルギーの光を出すが、これはX線と呼んでいる。
- 電子が発見されてから15年でX線で人間の体内が見れるようになり、兵士や外科医の助けになった。
- 1928年にポール・ディラックは奇妙な方程式を見つけた。普通の物質とは逆で反物質というものだった。
- 嘲られるようなアイデアだったが4年後に発見され現在の病院でPETスキャンに使われている。
- 興味本位の研究がなければ、スマホやPCなども生まれなかった。
- あなたの時間とエネルギーを興味本位の研究に使うことを勧めたい。
概要
- Me TooやTime'sはハラスメントや差別を一般に広めた。
- まだ98%の人が、ハラスメントや差別を受けても何も言えないでいる。声を上げられるようにしたい。
- 私は記憶の科学者。証言をするときに記憶だけではよくない。証拠を残す必要がある。
- 以下の3つはすぐに実施すべき。
- ①何かが起きたら直ぐにメモる。証拠は大切。
- ②PCやスマホでメモれば、時間も自動で残せる。
- ③出来るだけ適切に書く。感情的に書きたい気持ちはわかるが、証拠としては適切でない。
- 以下を書くと良い。
- 何が起きたか。出来るだけ状況を描写。
- 誰が一緒にいたか。目撃者は誰か。
- いつ起きたか。
- どこで起きたか。
- イベント後に誰と話したか。
- イベント前後でどう感じたか。
- メッセージツール、写真、メールの証拠があればさらに良い。
- 私達は色んな人の相談に乗った経験を生かして、TalkToSpot.comを立ち上げた。
- これを利用すれば、人と話したり、審判を下されたりせず、どこででもインタビュー形式で証拠を残せる。
- 多様性は尊重されるべきだし、否定されている人たちの声を取り上げたい。
概要
- 友達がタクシーで良い人と言われた。良い気分になったと思わないと言っていたが、多くの影響がある。
- 私は社会学者で、良い人について研究している。
- 良い人の定義は人によって異なるが、どれも重要。
- 厳しい状況にいるときにボランティアなどを行い良い人でいることは重要。
- 脳は働くときにショートカットをしている。
- 限定合理性というもので、外部の情報が多大で脳が処理できることは少ない。
- 1100万もの情報に対して40しか処理できない。
- 仕事で疲れた日は日常生活の行動を無意識に行っていることがあるが、これも限定合理性の一部。
- 小さな贈り物を軽視しがちだが、無意識的に影響を持つ。
- 会計について学びたければ会計の本を読むし、専門家に話を聞いたりする。
- しかし良い人になるには、考えるしかない。
- 良い人でも間違いを侵すことがある。
- しかしそこから学ぶことが重要。
ページのトップへ戻る