読書の途中経過

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アガサ・クリスティー アクロイド殺し


これ以上は先は本を読んでください。

出来事

年月日 出来事
一年前 フェラス夫人の夫、飲酒過多の急性胃炎で亡くなる。カロリンは毒殺と主張。
実はフェラス夫人が毒を盛る。
一週間前 ラルフ、フロラと婚約。
九月十六日(木) フェラス夫人、亡くなる。
フェラス夫人、ラルフと話し込む。
ラルフ、いのしし屋にやってくる。次の日もそこに滞在。女の子と歩いていた。
十七日(金) シパード医師、検死。
アクロイド氏から相談を持ちかけられる。ラッセル嬢を検診。毒薬(麻薬)について会話。
ラルフ、森の中で女の子と会話。「そんなことしたら親父に勘当される。親父が死んだら大金持ち。もう少しの辛抱」。
シパード、ラルフに会いに行く。ラルフ、「非常に困っているけど一人で解決する」
ウルスラ、書類をごちゃ混ぜにしたためアクロイド氏から怒られる。小間使いを辞めると宣言。

七時三十分
シパード、アクロイド氏に会いに行く。
客間に入る時、部屋の中でガラス戸の閉まるような音が聞こえる。部屋からラッセル嬢が出て来る。
食事の後、シパード、アクロイド氏と話す。「過去三十四時間、大変苦しんだ。数時間で解決しないといけない。ラルフも問題だが、それ以上の問題がある。」
「フェラス夫人をアクロイド氏の家族の一人が脅しているらしい。」

九時二十分前
フェラス夫人からアクロイド氏に手紙が届く(パーカーが持ってきた)。

九時十分前
シパード、部屋を出る。

九時
シパード、館を出る。謎の若者とすれ違う。

九時十五分
シパード、家に着く。

九時半
レイモンド、アクロイド氏が誰かと話をしているのを聞く。「目下のところ資金欠乏につき貴君の要求をいれることは不可能である」

十時十五分前
フロラ、アクロイド氏と会う。

十時十五分
シパード、パーカーから電話がくる。「アクロイド氏が何者かに殺された」
(アボット駅の公衆電話からかけられていた)
シパード、アクロイドの家に行く。電話は実はパーカーでなかったが、アクロイド氏は殺されていた。
十八日(土) フロラ、シパードに会いに来る。ポワロに調査依頼したい→ポワロ、承諾。
ポワロ、離れのあずまやで糊のついたハンカチを見つける。「上等の洗濯屋はハンケチには糊をつけません」
ブラント、フロラと会話。そこにポワロとシパードも加わる。ポワロ、池より指輪を入手。「Rより三月十三日」

館に戻って、セシル、ハモンドとも会話。遺言の内容を伝える。
  • 一千ポンドを家政婦ラッセル嬢
  • 五十ポンドを料理人エンマ・クーパー
  • 五百ポンドを秘書レイモンド氏
  • セシル夫人には生涯、毎年一万ポンドの生活費を生みだすだけの株券
  • フロラ嬢には即時に二万ポンドの現金
  • ラルフ君にはアクロイド商会に関するいっさいの利権およびその他の財産が全部
昨晩、アクロイド氏は100ポンド持っていたはずだが、60ポンドしか残っていない。
十九日(日) シパード、フォリオット家(ウルスラの元勤め先)を訪問。ウルスラのことを聞いたら不愉快な表情。
ポワロ、カロリンと会話。
二十日(月) 合同審問。審問の後でポワロ、シパード、ラグランで会話。
ポワロ、セシル、フロラ、ブラント、レイモンド、シパードで会議。
フロラ、「婚約を発表する」 → ポワロ、「二日待って」。
ポワロ、「みんな何かを隠している。話して」 → みんな、「・・・」。
食事後、ポワロ、シパードと会話。 シパードの隠し事、「ラルフが森で女性と話したことをポワロに話していない。」
シパード、「ラルフが怪しくなってきた。」 → ポワロ、「ラルフは無罪に思えてきた。」
(火) シパード、セシルに呼ばれる。
セシル夫人の隠し事、「一万ポンドの借金がある。金曜に遺言状を探していたところ、ウルスラに見付かる。」
シパード、ウルスラと会話。ウルスラ、「殺人は十時十五分前より前では?」 → シパード、「いや、フロラが十時十五分前に会っているので(ウルスラ、美しい・・・)」
ポワロ、カロリンに調査依頼。「ラルフの靴は黒?茶?」
シパード、ポワロ邸を訪ねる。靴の色を報告。シパード、「黒だって。」 → ポワロ、「それは残念」
そこにレイモンドが訪ねてくる。レイモンドの隠し事、「実は借金をしていたけど、遺産で五百ポンドもらえるから解決」
ポワロ、「ブラントの隠しているのは恋だよね、隠していないけど。」
シパードの家で麻雀をやる。シパード、天和をあがる。
(水) フェラス夫人とアクロイド氏の葬儀。ポワロとシパード、パーカーと会話。
ポワロ、「前主人を脅迫してた」 → パーカー、「前主人は脅迫してたが、アクロイド氏は脅していない。」
ポワロ、「今年になって五百ポンドの国民貯蓄公債を購入してる」」 → パーカー、「競馬で儲けた。」
ポワロとシパード、ハモンドと会話。「フェラス夫人は、二十万ポンド恐喝されていた」
チャールズ・ケントという人物がリバプールで容疑者として捕まる。
ポワロ、シパード、リバプールに移動。チャールズ・ケントを尋問。

登場人物

人物 コメント
エルキュール・ポワロ 私立探偵、ベルギー人。
ジェームズ・シパード アクロイド家の主治医。
カロリン・シパード シパード医師の姉。ゴシップ好き。
フェラス夫人 清楚で非常に美人。自殺?六か月くらい前からやつれる。
ロージャー・アクロイド 実業家で村の長者。フェラス夫人と親密。
ラルフ・パトン アクロイドの亡妻の連れ子。美貌の青年。六か月くらい村に姿を見せていなかった。
セシル夫人 アクロイドの実弟の未亡人。世にも不愉快な女性。
フロラ嬢 セシル夫人の一人娘。美しい。
ラッセル嬢 アクロイド家の家政婦。背の高い美人であるが、ひどく冷たい感じ。アクロイド家に来てから五年。
ウルスラ アクロイド家の小間使。アクロイド家に来てから十八か月。
エルジー 女中。アクロイド家に来てから五か月。善良な娘で、仕事は早く、上品。
パーカー アクロイド家の執事。アクロイド家に来てから一年。
レイモンド アクロイドの秘書。
二年前からアクロイド氏の秘書をつとめている青年。怒ったり、機嫌を悪くしたりしない。
ブラント少佐 アクロイドの親友、狩猟家。
ブラントはフロラに惚れてる?
一年前に遺産が入るが、投資に失敗して消える。
ハモンド アクロイド家の法律顧問。
チャールズ・ケント 容疑者としてリバプールで捕まる。事件当日、シパードがアクロイド邸の外で会った人物。
デビス警部 アクロイド氏の殺人の調査。パーカーを疑う。
ラグラン警部 アクロイド氏の殺人の調査。イタチみたいないやな小男。ラルフを調査。
ガネット婆さん ゴシップ好き。


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