Spring MVCの設定ファイル(Bean定義ファイル)
今回はSpring MVCの設定ファイル(Bean定義ファイル)をやります。前回のweb.xmlでパス、ファイル名の指定をやったので、今回は中身をやります。またDBアクセス関連やAOP関連はJavaアプリでやったので、省略します。
ContextLoaderListenerをリスナーに設定して呼び出すBean定義ファイルとサーブレット毎に設定できるBean定義ファイルの2ファイルに分けられますが、今回は1ファイルでやります。
前々回のサンプル実行時のBean定義ファイル
<beans xmlns="http://www.springframework.org/schema/beans"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:context="http://www.springframework.org/schema/context"
xmlns:mvc="http://www.springframework.org/schema/mvc"
xsi:schemaLocation="
http://www.springframework.org/schema/beans
http://www.springframework.org/schema/beans/spring-beans-4.2.xsd
http://www.springframework.org/schema/context
http://www.springframework.org/schema/context/spring-context-4.2.xsd
http://www.springframework.org/schema/mvc
http://www.springframework.org/schema/mvc/spring-mvc-4.2.xsd">
<context:component-scan base-package="spring.test" />
<mvc:annotation-driven />
<bean
class="org.springframework.web.servlet.view.InternalResourceViewResolver">
<property name="prefix" value="/WEB-INF/" />
<property name="suffix" value=".jsp" />
</bean>
</beans>
最初にcomponent-scan要素がありますが、これはアノテーションの時と同様で、
指定場所(パッケージ)のクラスファイルよりアノテーションを読み込みます。 次にannotation-driven要素がありますが、これはトランザクションの時にトランザクションを使用する場合に出てきましたが、
今回の名前空有間は http://www.springframework.org/schema/mvc なのでSpringMVCの機能が使えるようになります。
最後に org.springframework.web.servlet.view.InternalResourceViewResolver を宣言していますが、これがJspファイルの振り分けを行ってくれます。
prefixとsuffixを宣言していますが、コントロールの戻り値文字列と組み合わせ以下のJspファイルを適用させます。
prefixの文字列 + コントロールの戻り値の文字列 + suffixの文字列
サンプルの時はコントロールより"test"を戻していたので、prefixの"/WEB-INF/"、suffixの".jsp"と繋げて、"/WEB-INF/test.jsp"が適用されたJspファイルになります。
Csvダウンロード、Excelダウンロードなどビューをダウンロードさせるときは org.springframework.web.servlet.view.XmlViewResolver を指定しますが、別の機会に説明します。
その他のよく使う要素
<mvc:resources/>
画像、CSS、JSなど静的リソースファイルにアクセスするときに、そのままアクセスできないので、以下のようにアクセスするディレクトリを宣言します。
<mvc:resources mapping="/image/**" location="/WEB-INF/image/" />
上記のディレクトリの画像を表示するJspは以下のように記述します。
<img src="./image/test.png" />
Eclipse上では画像は以下のディレクトリにあります。 
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